映画「10万分の1」は難病で重たい話だから泣ける?辛いけど寄り添う二人に希望が見える?

映画

映画「10万分の1」

本作は宮坂香帆さんによる日本の少女漫画であり、

「Cheese!」で2015年10月号から2018年10月号まで掲載された作品です。

 

そして主演を白濱亜嵐さんと平祐奈さんが演じる実写映画が

2020年11月27日(金)に公開されます。

 

 

お互い両想いという事がわかり付き合い始めた二人。

 

しかし、付き合い始めて間もなく、

桜木莉乃10万人に一人という難病を発症してしまいます。

 

そんな彼女を変わらず想い、支える桐谷連。

 

様々な困難を二人で乗り越え、絆を深めていく二人。

 

はたして、二人は幸せな未来を掴み取れるのでしょうか?

結末はどうなるのか気になりますよね?

 

ここでは、

・映画「10万分の1」は病気で重たい内容だから泣ける?辛いけどポジティブな二人に感動する?

・「10万分の1」はどのくらいの確率?ヒロインが患う病気って何?どんな難病なの?

・「10万分の1」はただの王道ラブコメじゃない?辛いだけじゃない明るい希望のある物語?

について触れていきたいと思います。

 

 

 

映画「10万分の1」は病気で重たい内容だから泣ける?辛いけどポジティブな二人に感動する?

 

両想いという事もあり気持ちを伝えあって付き合い始めた二人。

でもその後、難病であるALSを発症してしまう莉乃。

 

ようやく想いが通じ合った二人を襲うALSという病。

 

冒頭からいきなりシリアスで重たい内容から入る形となる本作ですが、

 

だからこそ二人が支えあい、

難病に立ち向かって数々の困難を乗り越えていく姿に感動し涙する場面も多いです。

 

交際を始めたばかりという事もあり、

連の事を気遣い別れたいと思う莉乃。

 

そんな莉乃に対し、

 

「自分の気持ちを勝手に決めないでくれ」

 

そう、ずっと傍にいる事を約束する連。

 

そんな連の気持ちに触れ、次第に前向きな気持ちになっていき、

「やりたい事リスト」を作ったりしながら、

支え合い共に歩んで行く二人。

 

そんな2人の前向きにポジティブに歩んで行く姿に感動を覚えます。

 

個人的には自分がその様な状況に陥った時に、

そこまで前向きには考えられないんじゃないかと思ってしまいます。

 

だって、日に日に体が動かなくなっていくんですから・・・。

 

「寝るのが怖い」

「朝、起きたらどんな状態なんだろう・・・」

 

そんな想像をしてしまいます。

 

 

毎日、普通に起きて顔を洗い、歯磨きをしてご飯を食べる。

 

そして仕事に行き、帰宅して家族と一緒にまた夕食を食べ

眠りにつく。

 

そんな当たり前の事が、いかに大切なものかという事を考えてしまいます。

 

 

僕たちはなんて恵まれているのだろうか・・・。

 

五体満足で何でもできるし、どこにでも自由に行ける。

 

 

でも、今作品の病にかかってしまったら生活は一変する。

 

 

僕にはマイナスの要素が全面に出てきてしまいます。

 

でもこの作品は、ALSという難病とそれに立ち向かう人を知り理解する

いい切っ掛けとなるとも思うんです。

「10万分の1」はどのくらいの確率?ヒロインが患う病気って何?どんな難病なの?

 

作中に出てくるALSという病名ですが、

一体どんな病気でなぜ難病と言われているのでしょうか?

 

まず、ALSとは

「筋萎縮性側索硬化症」の事であり

手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。

 

これは筋肉そのものの病気ではなく、

筋肉を動かし、かつ運動をつかさどる神経(運動ニューロン)だけが障害をうけます。

 

その為、体の感覚、視力や聴力、内臓機能などはすべて保たれることが普通です。

 

そして、難病と言われるのは

未だ有効な治療法が確立されていないという点にあります。

 

一説には神経の老化と関連があるといわれており、

さらには興奮性アミノ酸の代謝に異常があるとの様々な学説がありますが、

結論は出ていません。

 

発症確率は人口10万人当たり約1~2.5人(およそ10万分の1)となっており

全国では、平成25年度時点で約9,200人がこの病気を患っています。

 

1万人近い人がいるという事に少し驚きました。

 

補足しますと、基本ALSは多くの場合で遺伝しないので

家族(両親のいずれかあるいはその兄弟、祖父母等)で同じ病気の人がいなければ心配の必要はないと言われています。

 

 

「10万分の1」はただの王道ラブコメじゃない?辛いだけじゃない明るい希望のある物語?

 

本作は物語の始まりだけを見ると、よくある学園恋愛ものです。

実は両想いなのに、しかしそれに気づいていない為にちょっとじれったく甘酸っぱい恋愛模様が描かれています。

 

でも、その後のALSという難病の発症により

2人の関係も大きく変わっていきます。

 

お互いがお互いを想っているが故にすれ違い、

 

「2人の関係が終わってしまうのでは?!」

 

と思ってしまいました。

 

それでも二人が離れる事なく、互いの存在が支えとなり

病気とも次第に前向きに向き合う事が出来る様になっていきます。

 

確かに周囲の人々の理解と協力がなければ、

この様にポジティブな考えには至らなかったはずです。

 

それでも、何があっても傍にいると約束した連と

何があっても生きてずっと一緒にいたいと願った莉乃。

 

2人の互いを想う強い気持ちが掴み取った明るい未来に羨望や幸せな気持ちになりますね。

 

 

でも突然、原因不明ではっきりとした治療方法も確立されていない病気に、もし自分がなってしまったら。

きっと深い絶望と無気力感に襲われて生きている事が辛く

何もかもを諦めてしまいたくなると僕は思ってしまいます。

 

だって今まで当たり前にできていたことが、

少しずつできなくなっていくんですから・・・。

 

怖いと思いませんか?

 

 

大切な人がいたなら、その人は離れていかないかな・・・

 

子供の成長した姿を見る事はできないのかな・・・

 

 

想像しただけで恐怖や悔しさも感じてしまいます。

 

ですがこの作品では、そんなもしもの時や、

現在ALSと闘っている多くの方にある種の明るい希望を示してくれているのではないかと考えます。

「10万分の1」が泣けるけど希望があるという試写会やネットでの声

「重たいテーマだけど悲しくない

泣けるけど幸せを感じる映画」

 

そんな声が非常に多いですね。

 

難病にかかった大切な人と一緒に前向きに立ち向かうって

めっちゃ凄いですよね。

 

もし自分の大切な人がそうなったら・・・。

 

色々と考えさせられます。

 

妻や子供たちがもしそうなったら、

自分は命をかけるぐらいの覚悟を持てるだろうか・・・。

 

思うのは簡単ですが、現実の事を考えると

実行するのは非常に難しいと思います。

 

ですが、もしそうなったその時、

大切な人を守れないなら、それは寂しい人生だとも言えますよね。

 

普通の当たり前の生活って本当にかけがえのないものだと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『映画「10万分の1」は難病で重たい話だから泣ける?辛いけど寄り添う二人に希望が見える?』についてでした。

少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。

 

自分や家族、友人・知人がもし難病になったら、考えただけでも怖くなりますよね。

 

今まであまり詳しく知る事のなかったALSという難病。

 

この作品を通じて少しでも皆さんにこの病気の事を知ってもらい、

現在闘病している方々に理解と協力をしてもらえることを願っています。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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