映画「PERFECT DAYS」は役所広司をずっと見ていたい?内容がトイレ掃除って何?

映画

映画「PERFECT DAYS」

 

2023年12月22日(金)に、

映画「PERFECT DAYS」が公開されました!

 

本作は、東京・渋谷区にある17ヶ所の公共トイレ

世界的にも有名な建築家やクリエイターが改修する

「THE TOKYO TOILET プロジェクト」の一環として

作られた作品です。

 

ただ、ドキュメンタリーではなく、

ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督が、

日本を代表する名優・役所広司さんを主演に迎え、

トイレ清掃員の日常を描いた劇映画となっています。

 

外国の映画監督が撮った作品ということで、

「イメージしている日本映画とちょっと違うのかな?」

 

そう思っている人もいるかもしれません。

 

一体どんな内容になっているんでしょうか?

 

この記事を読むと、

「PERFECT DAYS」は、

感動する?驚きの展開?どんな物語?

自分くらいの年齢でも楽しめる?

 

ここが分かりますよ!

 

それでは、

・「PERFECT DAYS」はトイレ清掃員の役所広司が面白いって何で?

・「PERFECT DAYS」は笑える?どんな内容なの?

・「PERFECT DAYS」で役所広司がカンヌ受賞?どこが評価されたの?

・「PERFECT DAYS」は大人向け?対象年齢はいくつぐらいから楽しめるの?

・PERFECT DAYSの感想!定年を意識した人に刺さる!

・対象年齢じゃない人はつまらない!楽しむには人生経験が必要!

について触れていきたいと思います。

 

 

 

パーフェクトデイズはトイレ清掃員の役所広司が面白いって何で?

 

さて、「PERFECT DAYS」は全国公開に先駆けて、

東京国際映画祭でいち早くお披露目となっています。

 

そしてすでに

「良かった!」

という評判が

たくさん上がっているんですよね。

 

じゃあ一体、どんなところが面白いのか?

 

それは

「役所広司の演技が素晴らしい」

 

この意見が圧倒的に多いです。

 

僕的には、言わずと知れた日本を代表する俳優さんなんで

「どんな役でも自分のものにして見せてくれるんだろうな」

 

そう思う一方で、

「大俳優がトイレ清掃員を演じる?」

 

という違和感の両方が正直ありました。

 

リアリティに欠けるんじゃないかと・・・。

 

同じように思っている人もいるかもしれません。

 

ただ、そんな違和感

おそらく吹き飛んでしまうと思います。

 

この映画は、言ってしまうと

全く派手さはありません。

 

「どんな話なの?」

そう聞かれたら

ぶっちゃけ

 

「トイレ清掃員の日常・・・」

 

としか言いようがない映画です。

 

見ている側としては

「そんなに難しい役どころなの?」

正直そう思ってしまっても無理はありません。

 

でもこういう作品こそ

俳優さんの演技力が問われる

ということをあらためて思い知らされる。

 

そんな作品になっています。

 

本作は、おそらく役所さんの出演作の中でも

トップクラスにセリフが少ない作品じゃないかと考えます。

 

そうなると当然、表情や仕草

心の機微を表現する必要があります。

 

役所さんほどのキャリアと実力がある俳優さんじゃないと

演じるのは難しいんじゃないか?

 

そう思えてくるんですよね。

 

パーフェクトデイズは笑える?どんな内容なの?

 

「PERFECT DAYS」は、

役所広司の円熟味を帯びた演技が最高!

 

そうお話ししました。

 

では内容はどうなっているのか?

 

本作は、

さっきも言ったように、トイレ清掃員の淡々とした

日々のルーティーンを見せられる・・・という

ともすればめちゃくちゃ退屈な映画です。

 

でもだからこそ、ちょっとした出来事や変化

笑ったり泣いたり怒ったり、感動できる。

 

その振れ幅を感じるための映画

とも言えるんですよね。

 

コメディみたいに笑かそうとしてくるんじゃなくて、

日常でたまに遭遇するクスッとしてしまうようなこと

そういったことに幸せを見いだせる系の作品といえます。

 

もちろん物語はあるわけなんですが、

決して意外な展開で驚かせようとか

そういうわざとらしさはありません。

 

鑑賞したあとに、

見た人それぞれがいろんな思いを巡らせられる

 

そういう風に意図的に作っているようにも思いますね。

 

ヴィム・ヴェンダース監督といえば、やっぱり

「ロードムービー」です。

 

これまで数々の名作を送り出してきました。

 

本作はいわゆるロードムービーじゃないですが、

過去の監督の作品に通じるものを多く感じ取れます。

 

僕は「都会のアリス」という作品がすごい好きなんですが、

本作にも同じ感覚を覚えるような場面がいくつかありました。

 

だからある意味、

「トイレを巡る中でのロードムービー」

 

そう言えるかもしれませんね(笑)

 

PERFECT DAYSで役所広司がカンヌ受賞?どこが評価されたの?

 

本作は、前述した役所さんの演技が高く評価され、

カンヌ国際映画祭で見事主演男優賞を受賞しました。

 

「PERFECT DAYS」は元々、

「THE TOKYO TOILET プロジェクト」のために

短いアートムービーとして企画された作品でした。

 

しかし、オファーを受けたヴェンダース監督が取り組みに

感銘を受け長編映画として構想し直すことになったとのこと。

 

ヴェンダース監督は日本とのつながりが深く、

日本映画へのリスペクトや日本のドキュメンタリーを

いくつか製作していることでも知られています。

 

日本をよく知っている外国人が、

日本を舞台にして、外から見た日本を描くことで

逆に世界中の人々に共感される普遍的な作品を作れた、

それが先の受賞につながったんじゃないかと思いますね。

 

また本作は、カンヌ映画祭の独立部門としても知られる

エキュメニカル賞も受賞しています。

 

この賞は、

「人間の内面を豊かに描いた」作品に

贈られる賞なので、「まさに」といった感じです!

 

パーフェクトデイズは大人向け?対象年齢はいくつぐらいから楽しめるの?

 

役所広司さんの演技と深いテーマで

世界的にも高い評価を獲得している本作。

 

でも実際のところ、

「どのくらいの年齢層が楽しめるの?」

 

そう思っている人も多いでしょう。

 

具体的なことを言うのであれば、

対象年齢は18歳くらいからかなと思います。

 

「えっ?!結構高め?」

 

そう思うかもしれません。

 

別に年齢制限があるわけじゃないし、

子どもであろうと見れるは見れるんです。

 

が、

「面白く感じる」

「噛みしめられる年齢」

 

ここをイメージすると

これくらいが妥当ではないかと。

 

やはりそれなりの人生経験を経て

過去にいろんな事を味わってきたという事が

この映画を味わう土台になると思うんです。

 

物語が複雑とかでは全くないですが、

テーマが人生論的なことになってくるので、

子どもとか中高生には少し難しいというか

退屈しちゃうんじゃないかと思いますね。

 

まだ日本が舞台だからいいものの、文化圏の違う国とかだと

正直うつらうつらしちゃっても仕方ないかとも思います。

 

あとヴィム・ヴェンダースといえば、

音楽に造詣が深いことでも有名。

 

そんな監督が、時間をかけて選曲した名曲が

散りばめられているのも本作の見どころなんですが、

これは中高生どころか20代30代でも

あまりにもシブすぎるのではないかと感じます。

 

タイトルにもなっているルー・リードの曲

ニーナ・シモンやパティ・スミスなど・・・

 

おじさん世代にはどうしようもなく刺さるんですが、

若い世代はもはやシブいと感じる以前に知らないですよね。

 

ただ、知らないから感動できないことはもちろんないです。

事前に予習して鑑賞にのぞむこともできますから。

 

音楽は作品の重要な要素にもなっているので

ぜひ注目してみてほしいですね!

 

パーフェクトデイズを試写会で見た感想!

試写会で一足先に見た人の感想は

かなり高評価のものばかりですね。

 

やはり大人向けの作品と言え

「生き方を考えさせてくれる」

 

そんな物語という事です。

 

めっちゃ余韻に浸れそうな内容ですよね。

どうしよもなく大好きです(笑)

 

年末に一年を振り返るという意味でも

価値のある映画と言えそうですね。

 

必ず拝見させていただきます!

きっと「これぞ映画」って感じだろうなぁ♪

 

PERFECT DAYSの感想!定年を意識した人に刺さる!

見てきました。

 

予想以上に淡々とした定年後の独身男性が送る

生活のルーティーンを見せられる物語でした。

 

でも、その中でも微妙な違いが出てくる。

 

そのひとときに幸せや心が揺れる・・・。

 

そんな一瞬の喜びが

いかに尊いものなのか。

 

ここに気づきを与えてくれる物語に感じました。

 

ある意味、

「老後のひとつの最適解」

これを魅せてくれたような気がしましたね。

 

僕も定年後の生活や

年金問題をよく考える年齢になりました。

 

なので、実際どんな生活が待っているのか?

どのように生きれば幸福なのか?

 

非常に漠然として生活しているんですよね。

 

だって、経験してないので

想像するしかありませんから・・・。

 

でも、この映画で

老後のひとつの指標を見た感覚になったんですよ。

 

「・・・いいな。こんな生活が送れたら

 幸せかもしれないな・・・」

 

そう感じたんですよね。

 

いや、手放しで「最高!」

ってわけじゃないんですよ。

 

役所広司さんが演じた平山さん。

 

彼の価値観に近づけたら

自分の人生も「まあ良かったな」と思えそうな気がしたんですよね。

 

ぜひ、40歳以降に人に見てほしいと感じました。

 

これを見た後は

その後の生活での出来事への感じ方が

少し変わるかもしれませんよ。

 

対象年齢じゃない人はつまらない!楽しむには人生経験が必要!

上記で対象年齢は18歳以上と書きました。

 

が、

僕が18歳の時に見たとしたら

苦痛でしかなかったかもしれない・・・。

 

2周目のトイレ掃除で

席を立ってしまうと思います。

 

なので、中高生が見たとしても

感じ取れる部分は少ないでしょうね。

 

いや、20代でも厳しい!

 

30代でも、バリバリ仕事中な人には

全然刺さらないじゃないかと考えます。

 

この映画がど真ん中の人は

40歳前後からで

50代から60代の人が共感するんじゃないかと思います。

 

役所広司さんの演技が

もう自然すぎて

役所広司さんは、そこにはいません。

 

トイレ掃除で生計を立てる

平山さんという独身男性が送る

代わり映えのしない日常。

 

そこに、ささやかな幸せや

微細な変化を受け入れていくという物語です。

 

この生活感は

良いことも悪いことも体験してきた

人生経験がないと自分に落とし込めないと思います。

 

なので、あなたがまだ若いなら

PERFECT DAYSを見るのはまだ先でもいいかもしれないですよ。

 

もし見たとしても

10年後、20年後に見たら

まったく違う感情になると思います。

 

僕も時間を経てから

また見てみたい。

 

その時に自分がどう感じるのか?

楽しみに思ってます。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『映画「PERFECT DAYS」は色んなトイレを掃除する役所広司が面白い?どんな内容なの?』についてでした。

少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。

 

役所広司さんにカンヌの主演男優賞を

もたらしたことでも注目されている本作。

 

そんな中、

役所さんがトイレをひたすら掃除するという情報以外あまりなく、

「どんな映画なの?」と気になっている人も少なくないでしょう。

 

淡々とした1人の人間の日常を描いた作品ではありますが、

こんな世の中、世界だからこそ日々のちょっとしたことに感動でき、

「普通」に生きていけることの幸せを感じられる・・・。

 

そんな映画になっていると思います。

 

ぜひ劇場でそのあたりを確かめてみてください!

じんわりと涙する映画になると思いますよ。

 

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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