映画「この世界の片隅に」は号泣するほど泣ける?名シーン多すぎてやばい!

地上波放送

映画「この世界の片隅に」

「この世界の片隅に」は2016年に公開された片渕須直監督の長編アニメーション映画です。

こうの史代さんによる同名漫画が、原作となっており、「戦争と広島」をテーマに描かれています。

この作品は、今でこそ戦争という特別な状況を描いた作品ですが、戦争が日常で当たり前であった当時では、どこにでもあり得る日常を描いた作品です。

 

日常を描いているにも関わらず、この作品は

“泣けるシーンが多すぎる”

“号泣した!”

という評価が続出しているんです。

 

なぜ泣けるのか、そしてどんなシーンが泣けるポイントなのでしょうか?

 

ここでは、

・映画「この世界の片隅に」は号泣するほど泣けるって本当なの?

・「この世界の片隅に」は名シーンが次から次に展開するってそんなに多いの?

・「この世界の片隅に」で伝えたい事や感動する名場面はどこなの?

について触れていきたいと思います。

 

 

映画「この世界の片隅に」は号泣するほど泣けるって本当なの?

映画のレビューサイトなどで特に目にする感想が “泣ける” “感動した” という声です。

多くの方の涙を誘い、感動を呼んだ作品であることは、間違いないようですね。

 

では、何故そんなに泣けるのでしょうか?

 

レビューを読んでみるとわかるのですが、

実はピンポイントで“このシーンがよくて泣ける”という感想は少ないんです。

 

現代では非日常で、想像もできないような、戦争下での残酷で、厳しい生活。

そんななかでも主人公であるすずが、明るく前向きに日々を送る姿に感動を覚える方が多いようです。

生々しい戦争の時代を生き抜く女性の強さや、健気さが涙を誘い

その一つ一つのシーンが積み重なって最後には号泣していた

という感想が多い印象を受けました。

 

 

「この世界の片隅に」は名シーンが次から次に展開するってそんなに多いの?

先程も触れた通り、この作品では、戦争化での日常がとてもリアルに生々しく描かれています。

その日常のほとんどが現代では非日常であり、そんな日々を明るく、前向きに生きているすずの姿が感動を呼んでいるのだと感じています。

そして、これは構成の話にもなってしまいますが、

この作品は原作漫画全3巻分の内容をほぼ全て詰めこんであります。

ですから、テンポも早く、いろいろな日常、エピソードが次々に展開されます。

そのそれぞれのエピソードが、すずの強さ、明るさ、辛さなどを含んでおり、感動を与えているのだと感じました。

一つ一つのエピソードの積み重ねが、それぞれのエピソードを引き立て、それぞれが名シーンに感じられる、そんな作品だという印象ですね。

 

 

「この世界の片隅に」で伝えたい事や感動する名場面はどこなの?

この記事で先ほどからお伝えしている通り、この作品では何気ないシーンでのすずの言動や行動が積み重なって、大きな感動を呼んでいるような作品だと感じています。

ですから、観る人それぞれによって感動するシーン、名シーンは異なるのではないかとも考えます。

その中でも反響の多いシーンを一つ紹介します。

 

ネタバレになりますので内容を知りたくない方は読み飛ばしてくださいね。

 

義姉である怪子との和解シーン

すずは映画冒頭で北條周作と結婚をし、北條家へと嫁ぎます。

嫁ぎ先には周作の姉である怪子と、その娘である晴美とも一緒に生活することとなりますが、怪子はすずに厳しく接します。

ある日、すずと晴美が道端にいる時空襲に遭い、晴美は亡くなりすずも右手を失ってしまいます。

怪子はすずを激しく責めたてました。

その後周作とも関係がぎくしゃくする中、妹から実家に帰ってきてはどうかと提案を受けます。

怪子はここで、すずに晴美の死をすずのせいにしてしまったことを謝罪するのです。

すずは北條家に留まることを決め、この件をきっかけに北條家での自分居場所を確立していくのです。

普段は厳しい怪子が、娘を亡くしたという最悪の状況ですずに謝罪をするというのはどれほどの葛藤があったでしょう。

また、どんな苦境に置かれても健気に明るく前を向いて生きてきたすずが報われる1シーンでもあり、とても感動する場面です。

 

他にも多数の名シーンがある

ほかにも名シーンが詰まっていますので、是非自分に響いた名シーンを見つけてください。

この作品にはどんな苦境においても自分の居場所はある、そして自ら一歩踏み出すことで、その居場所は無限に広がるというメッセージが込められているように感じます。

もちろん、戦争の悲惨さ、生々しさを伝えるという意味もあるでしょう。

実際、戦争の悲惨さはこの作品でも充分伝わってきます。

ですが、ただ悲惨さを伝えるだけでなく、

そんな状況でも前向きに生き抜く人々の幸せそうな笑顔を最も伝えたいのではないか

と個人的には感じました。

それは戦争という特別な状況でなくとも、現代の我々にも同じことが言える、前を向いて明るく生きていくことの大切さを感じる作品です。

 

「この世界の片隅に」が泣けるというネットでの評判

映画「この世界の片隅に」を見た人は泣けるし、とにかく良い映画という感想がたくさん出ています。

映画を見た後は、何気ない日常に幸せを感じるという方も多いですね。

まだ見たことの無い方はぜひおすすめしたい映画です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『映画「この世界の片隅に」は号泣するほど泣ける?名シーン多すぎてやばい!』についてでした。

少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。

 

戦争という悲惨さを伝える映画ではありますが、どこかほっこりできる、前向きになれる作品です。

レビューなどにも感動した、涙が止まらなかったという感想が多い作品ですが、その評価も納得の作品と言えます。

温かさのある感動を与えてくれるので観終わった後すっきりできる作品ではないでしょうか。

ストレスを感じ、すっきりしたい方にはおすすめの作品です。

 

こちらの関連記事もいかがですか?

「この世界の片隅に」はトラウマ級に怖い?戦争映画はグロいし子供は見れないのか解説

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ホームへ戻る