映画「若おかみは小学生!」
映画「若おかみは小学生!」は、両親を亡くし、祖母の営む温泉旅館“春の屋”で若おかみの修行をすることになった小学6年生の女の子の“おっこ”こと関織子が、旅館に住み着く幽霊少年のウリ坊、幽霊少女の美陽や小鬼の鈴鬼ら不思議な仲間たちと共に成長していく姿を描いたストーリーとなっています。
そんな原作の児童文学「若おかみは小学生!」やアニメ版も大人気だった作品が、映画でも楽しめるようになったので、その魅力をご紹介していきたいと思います。
ここでは、
・映画「若おかみは小学生」の何歳から楽しめる?対象年齢は高め?
・「若おかみは小学生」は重いストーリーなので実は大人向けなの?
・対象年齢に関してネットでの意見
について触れていきたいと思います。
Contents
映画「若おかみは小学生」の何歳から楽しめる?対象年齢は高め?
映画「若おかみは小学生」の個人的に考える対象年齢は、
小学6年生の主人公・おっこと同じぐらいの年頃の
10歳~13歳ぐらいのお子さん、
そして一緒に来た大人も楽しめると考えます。
何故かと言うと、子供は同じ年頃だからこそ、映画を見ていて共感できる部分が多いと考えるからです。
例えば、都会ではあまり見かけない虫や爬虫類に驚くき、悲鳴を上げるほど嫌がるところ。
おっこやあかねが今は亡き親を恋しがる気持ち。
おっことライバル旅館の娘の真月との喧嘩。
若女将として修業した時の苦悩や頑張りは自分の事のように共感できるのではないかと思います。
それに、ウリ坊たち幽霊や小鬼を見れるのは純粋な子供だからこそだと思いますし、仲良くなれるのも子供ならではだと思います。
おっこが常連客の占い師・グローリーと共に買い物をし、おっこが初めてのオシャレに挑戦するところは、これからオシャレを楽しもうとしている女の子も見ているだけで楽しめること間違いなしでしょう!
そして、春の屋にやってきた客たちの複雑な事情。
おっこが両親を亡くした時の辛さや悲しさ。
おっこが両親を亡くす事になった交通事故を起こした原因の木瀬家と再会した時の会話は、人生経験を積んできた大人だからこそ分かることもあります。
それ故に、大人の心にも響く作品なため、子供から大人まで楽しめる対象年齢の幅が広い作品と言えます。
小学校の中学年ぐらいからが一番楽しめると考えますが、もう少し小さい子はどうなのか?
そう思い、僕の子供たちに見せてみました(少し早いとも思いましたが)
4歳の娘に観せてみた
僕には4歳になる娘がいます。
どんな反応になるかと思い、予告動画を見せてみて興味があるなら観せてみようと思いました。
予告を見せると「見たい」というので視聴開始。
冒頭の事故の部分は「かなり怖いかも・・・」と思い、ちょっと早送り。
(大人の僕でも、かなり衝撃でしたので・・・)
そこからは、もう完全に釘付けでした。
特に楽しそうにしていたのは、
・幽霊たちと主人公が元気に戯れているところ。
(指でグーサインをしている幽霊と小鬼のシーンで満面の笑顔でした)
・主人公「おっこ」のオシャレファッションショーに目がキラキラしてました。
逆に逃げ出したシーンもありました。
それは、大龍神の登場シーンです。
禍々しい雰囲気に突如ダッシュでリビングから離脱!
そして、ゆっくり僕の背中に隠れながら見てました(笑)
食事の時間が迫った時、一度中断しようと伝えると、
「イヤ!、まだ見たい、まだ見たい!」と懇願するほど夢中でしたよ。
娘には幽霊の美陽ちゃんがお気に入りに見えました♪
6歳の息子にも観せてみた
僕には6歳の息子もいます。
娘と一緒に見せてみて様子を伺ってみました。
息子は「ポケモンが見たかった」という状況からの視聴だったので、最初はむっつり(笑)
ですが、数分経過すると娘と同様に釘付けでした。
主人公と幽霊たちとの関わり合いはかなり面白い様子でしたね。
ただ、旅館の大人たちの会話などのシーンになると、我に返る瞬間もありました。
ですが、総じて楽しんで見ていましたよ。
最後に感想を聞くと、
「よくわからん。・・・でも楽しかった!」
だそうです。
4歳の娘と違って、ある程度理解力がある分、ストーリーについていけないようでした。
まあ、そりゃそうだわな(笑)
余裕かましているように、ここに書いている僕は・・・
上記のように子どもたちの様子をあたかも余裕で観察しているように、ここに書いていますが・・・。
笑ったり真剣な目で楽しんでいる子どもたちをよそに、
僕だけ号泣してました(笑)
無理です!
平常心が保てません!
「ああ、おっこちゃんはなんて良い子なんだ!」
「もうこの子は幸せにしかならん!。ならんに決まってる!」
そんな感情でグズグズになりながら見てました。
「若おかみは小学生」は重いストーリーなので実は大人向けなの?
子供も楽しめるこの映画が重いストーリーと評されるのは、所々にある衝撃的な映像、シリアスな悲しい描写があるからだと思います。
衝撃的な映像とは、序盤ではおっこの両親が交通事故で亡くしてしまうシーン。
それに、複雑な事情を抱えてやってくる旅館のお客たち。
幽霊のウリ坊がおっこの祖母・峰子に対する長年の愛情。
幽霊の美陽が妹の真月を大事に思う姉妹愛など、シリアスで悲しいところがあります。
そして、順調に思えた若女将生活を送るおっこは、
旅館のお客である占い師:グローリーとドライブして、両親が亡くなった交通事故の辛い出来事を思い出してしまったり、
おっこの家族が乗った車と衝突した車に乗っていた家族と再会した時に、辛くて過呼吸になってしまうという重たい描写もあります。
おっこや春の屋にやってくるお客たち、ウリ坊たちのそれぞれのストーリーから、何かに躓き、傷つくこともある。
でも、また誰かの手を借りて立ち上がって前に進んでいくことを教えてくれるので、子供と一緒に見に来た親御さんたち大人の心に突き刺さる作品となっています。
それに、小学生のおっこだからこそ、複雑な事情を抱えてやってきた客や幽霊たちの心を癒し、元気にすることができるのです。
だから、最終的には皆おっこのおかげで笑顔になっていくので、決して重たいだけの物語ではないと思います。
対象年齢に関してネットでの意見
個人的には上記のように考えますが、この映画を観た人は、対象年齢はいくつぐらいだと感じるのでしょうか?
ネットでの反応はこちら!
若おかみ、やはり対象年齢が若めらしく、どこの映画館でも遅い時間の回がないので、大人が平日夜に観るという選択肢が存在しないんですよね…どうにか遅い時間の回も用意してもらいたい…
— こうがたつき (@kogat) September 29, 2018
みんな傷を負っていて、何かにつまづいて、それでも誰かの手を借りてまた立ち上がって歩いていくのが映画若おかみは小学生!のテーマという時点で既にいい意味で本当の対象年齢が小学生ではない
人生経験を積んで改めて響くものがあるんだろうな、だからおっちゃんが泣くんですよね— わたなべ (@mass_esm) October 16, 2018
https://twitter.com/nenaiko_dareya/status/1052528904794034179?s=20
https://twitter.com/nenaiko_dareya/status/1258696478437998593?s=20
対象年齢の子供ならば、おっこの若女将としての仕事を見ていいなと憧れる作品だと感じる人。
いや、対象年齢の子供よりも、人生経験を積んできたからこそ心に響くところがあるから大人向けだという二つの意見がありました。
確かに、原作の児童文学やテレビアニメ版ではどちらかというと子供向けの作品でした。
しかし、子供だからこそ楽しめる部分もあれば、大人だからこそ感動できる部分もある、どちらが見ても楽しめる作品に仕上げたのが、この映画版の「若おかみは小学生!」なのではないでしょうか。
なので、対象年齢はいくつという縛りはないのでしょう。
そして、映画「若おかみは小学生!」は親子で楽しめる作品だと思います。
まとめ
『映画「若おかみは小学生」の対象年齢はいくつから?何歳くらいから楽しめるの?』について、作品の紹介と共に、個人的な考察やネットでの声も交えてお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?
結論といたしましては、映画「若おかみは小学生!」には対象年齢がいくつかという具体的な縛りはない。
子供を対象としたアニメや児童文学の「若おかみは小学生!」に比べて、子供も大人も楽しめる、親子で観るには最適な映画に仕上がっています。
なので、対象年齢は高めなのだな、と実際に映画を観て個人的にそう感じ、解釈したいと思いました。
この記事を読んで、映画「若おかみは小学生!」をより一層楽しんで見ていただけたら嬉しいです。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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