映画「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」
「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/わたしの若草物語」は2019年にアメリカで公開されたドラマ映画作品です。
日本では2020年3月27日に公開予定でしたが延期され、2020年6月12日の公開となりました。
原作は1868年のルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説「Little Women」です。
日本でも「若草物語」という邦題で和訳され大ヒットしました。
日本を初め世界各国で映画化、舞台化、ドラマ化、アニメ化された作品ですが今作品はその中でも最高傑作の呼び声が高いです。
映画批評家からも一般の鑑賞者からの評価も、どちらとも高い評価を受けている作品です。
なのですが、原作を読んでおかないと理解しにくいという意見も見られるんです。
せっかく観るのなら、より楽しめるように準備したいですよね。
ここでは、
・「わたしの若草物語」はなぜ原作を読んだ方が楽しめるの?
・映画ストーリーオブマイライフを見る前に予習復習する方法
・ストーリーオブマイライフ若草物語の予習に関する意見
について触れていきたいと思います。
「わたしの若草物語」はなぜ原作を読んだ方が楽しめるの?
ストーリーオブマイライフわたしの若草物語は、原作を知らないと楽しめないのか?
結論から言うと、
原作を読んでいない方も充分楽しめる作品ですが、
「原作を読んでいたほうが“より”楽しめる」
そんな作品だと言えます。
理由は2つあります。
一つ目は、今作品ではストーリーが過去・現在・未来を行ったり来たりするのです。
若草物語を原作とした作品が多く世に出ているため、先行作品と比べると着目している時代が違います。
そのため回想シーンが多くなり、時系列がややこしいようです。
原作を読んでいる方にはどのシーンか理解できても原作をしらない方は少し混乱してしまう可能性があると考えるからです。
2つ目は、もともと若草物語は4姉妹を中心に描かれた小説ですが、
今作では次女のジョーを主役とし、ジョーを中心に描かれています。
少し違う視点からの切り口は、
原作のシーンと比較しながら観ることで新しい気づきや、感動を見いだせるようですよ。
さらに原作にはないオリジナルのシーンもあるそうですが、それらのアレンジの評価も高く原作ファンの世界観を壊されるようなことはないだろうと確信できるほどの高評価を得ています。
もちろん、英語版を観たという方のレビューなどを観ても、“原作知らない人にも観てほしい”という声も多いので、時間がなくて予習できないという方や、事前知識を入れたくないという方も安心してください。
映画ストーリーオブマイライフを見る前に予習復習する方法
やはりおすすめは小説を読んで予習復習して頂くことです。
ですが、若草物語は多くの出版社から発行されており、どれを読んだらよいの?と思われる方も多いのではないでしょうか。
迷う方もいらっしゃると思いますので2冊おすすめを紹介させていただきます。
まず、知らない方のために、若草物語は続編に「続 若草物語」「第三若草物語」「第四若草物語」と続き4部構成になっていますのでご注意ください。
ちなみに今作品は「続 若草物語」を中心に進んでいくようです。
わたしのおすすめは
「角川文庫 吉田勝江さん翻訳のもの」
「講談社青い鳥文庫 谷口由美子さん翻訳のもの」
です。
2冊の理由は小説を読むことが好きな方へのおすすめと苦手な方へのおすすめとで分けたためです。
小説好きの方には味のある古風な言葉や言い回しが多く大人向けの角川文庫をお勧めします。
小説読むのが苦手という方には言い回しや単語も難しい言葉を使っておらず、読みやすい講談社青い鳥文庫をお勧めします。
また漫画でも数多くの種類は発行されているので小説はどうしても無理という方は漫画もチェックしてみて下さい。
ストーリーオブマイライフ若草物語の予習に関する意見
ネット上では予習として、5/21にNHKBSで放送していたこともあり映画「若草物語(1949)」を観たという意見が多いようですね。
この作品はこれまでの若草物語を原作とした作品の中では人気の高かった作品ですし、小説や漫画を読む時間がないというかたには良い作品かもしれません。
21日(木)にNHKBSで「若草物語(1949)」やるみたいです!10代のエリザベステイラー見えます。
「ストーリーオブマイライフ」の予習にぴったり!#twcn #cinemactif #MCTT— matsu (@yoppii2010) May 14, 2020
うちの近所の図書館に若草物語1949年が置いてあってストーリーオブマイライフの予習としてみるかその後にみるか迷ってる
— ま (@RIku_defend) February 27, 2020
若草物語(1949)
来月公開のストーリーオブマイライフの予習として鑑賞。
まったりとした2時間のホームドラマみたいな感じ。
4人のキャラクターもみんな違ってみんな良い。
ただ主人公ジョーの考え方が変わるのが割と唐突。
ハッピーエンドではあるものの、最後は少し切ない。 pic.twitter.com/yujnMdLsE7— ひゅーぽんちの ゴッド・ムービー (@BLUECLO54501942) February 22, 2020
『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』観賞。
過去何度も映像化されてきた若草物語がグレタ・ガーウィグによって現代版にアップデート。脚本、演出、演技、衣装どれも一級品で、絶対に映画館で観るべき一本。
でも、ちょっとだけ予習が必要かも。#ストーリーオブマイライフ pic.twitter.com/ZgRIfiP5Ty— Rocky@六月の狂詩曲 (@rhapsodyinjune6) June 12, 2020
個人的には映画作品では俳優さんのイメージなどが入ってきてしまうので、映像作品より小説での予習をおすすめしましたが、映画なら短時間で予習もできますし、切り口もちがう作品ではあるので充分予習の手段になります。
せっかくならこの機会に、様々な翻訳された小説や映画、漫画などを観てそれぞれの世界を比較してみるのも面白いかもしれませんね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『ストーリーオブマイライフ若草物語は原作を知らないと楽しめない?予習は必要か解説』についてでした。
少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。
不朽の名作「若草物語」が原作とあって、前評判や期待値はかなり高い作品でしたが、その期待を裏切らない出来栄えになっているようですね。
小説「若草物語」は比較的読みやすい作品なので、この作品の予習としても、これまであまり小説を読んでこなかった方の読書ライフのスタートとする作品としても最適な小説でしょう。
お時間がある方や気になる方は、ぜひこれを機に読んでみてください。
こちらの映画もいよいよ公開となりました!
映画「デッドドントダイ」は怖くなくてつまらない?笑えて面白い?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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