映画「若おかみは小学生」は傑作だけど価値観が嫌い?なぜ批判があるの?

映画

映画「若おかみは小学生」は傑作なのはわかるけど価値観は嫌?!

何で批判されるの?

 

映画「若おかみは小学生」

令丈ヒロ子さんによる同名の児童文学が原作となる「若おかみは小学生」

小学生の頃に読んでいたという方もいるでしょう。

 

「茄子 アンダルシアの夏」で知られる高坂希太郎さんが監督し、

国際アニメーション映画祭の長編部門で優秀賞観客賞を受賞しています。

 

口コミで話題を読んだ本作品が地上波放送決定し、楽しみにしている方も多いでしょう。

 

そんな、「若おかみは小学生」ですが、

 

作品としては素晴らしいけれども、主人公に求める価値観は嫌いという意見も見られます。

 

傑作と言われる本作なのに、なぜ批判があるのか?

気になりませんか?

 

ここでは、

・映画「若おかみは小学生」は傑作だけど価値観は嫌いなのは何で?

・「若おかみは小学生」は泣けて感動できるけど好き嫌いが分かれるのはなぜ?

・「若おかみは小学生」への評価や批判に関するネットでの意見

について触れていきたいと思います。

 

 

映画「若おかみは小学生」は傑作だけど価値観は嫌いなのは何でなのか

 

本作は傑作だとは思う。

しかし、価値観は好きになれない。

 

なぜなのか?

 

それは、

 

タダでさえ、子供である主人公に背負わせる運命は過酷なのに、

女将という仕事や厳しい現実をすべて受け入れさせてしまっている所にあると考えます。

 

本作品の主人公の少女「おっこ」小学校6年生です。

その彼女に振りかかる運命は、非常に過酷な物になっています。

交通事故で両親を失ってしまい、自分だけが生き残ってしまうというものなんですよね。

まだ小学生の女の子には辛すぎる運命です。

 

ですが、祖母に引き取られ、皆に支えられながら旅館の若おかみとして成長していくという物語になっています。

 

最初は「若おかみ」なんかになりたいとも思っていない彼女

 

そんな彼女も旅館の仕事や関わる身の回りの人々との触れ合いから、

次第に旅館の若おかみという立場や仕事の素晴らしさに感動し前に進んでいきます。

 

凄いですよね。

一番大切な人が自分の側からいなくなってしまっただけでも、

生きる希望を見出すのが大変なのに・・・。

 

全てを受け入れて、前に進もうと考えるんですから。

尊いですよ。

 

ですが、この部分に共感できないという意見があります。

 

主人公はまだ子供です。

 

無邪気に遊んで、わがままだって言える時期ですよね。

そんな少女に大人でも難しいと思えるような考え方を押し付けている。

そう思えてしまう方も少なくないのでしょう。

 

自分がこの女の子と同じ境遇だったら・・・。

同じように全てを受け入れて、前に進む事ができるのか?

非常に難しいと思います。

 

受け入れる事に、果たして何年かかるものなのか・・・。

 

でも、この主人公「おっこ」には心優しい祖母や旅館の仲居さんや板前さん。

魅力的な占い師や見守ってくれる可愛らしい幽霊たちがいます。

身の回りの人々に支えられ、輝きを絶やさない姿を見ていると応援したくなりますよね。

p> 

 

「若おかみは小学生」は泣けて感動できるけど好き嫌いが分かれるのはなぜ?

感動できて泣かされる作品だけど、手放しに褒められる作品でもない。

そういう考え方もできます。

 

主人公の少女「おっこ」の境遇からみれば、小学生の女の子に背負わすにはあまりにも過酷な現実です。

そして、ラストに選択した答えには、

「子供が受け入れられるわけがない」

「大人の価値観を無理に押し付けている」

そう思えてしまう所があります。

 

ですが、逆に「若おかみ」として必要とされている。

これに「自分は必要とされている」と感じる事ができたのも救いではないかとも考えます。

 

他者から求められ評価され、「自分はここにいても良い存在」と認めてもらえるという環境。

そして、自分の側で励ましたり見守ってくれる同年代の幽霊たち。

 

心にキズを負いながらも、皆に支えられながら明るく前向きに進もうとする姿に心を動かされる方も多いのだと思います。

 

 

「若おかみは小学生」への評価や批判に関するネットでの意見

嫌いという意見感想

「小学生の子供が受け入れられる内容じゃない」

「無理に現実を受け入れさせている」

そんな意見が見られます。

 

子供の目線でみれば、主人公の少女「おっこ」の境遇を受け入れられるという人は少ないでしょう。

ラストの展開も共感できず疑問に感じる方も少なくないと思います。

 

ですが、主人公の少女が考えて決断した選択は、この先の幸せを願わずにはいられないものだと考えます。

どんなに辛くても、前向きに生きる人には必ずプラスの事が返ってくるものだと信じます。

 

 

好きという意見感想

内容は重たいけど救いが合って良かったという意見がかなり見られます。

全体的には感動できるし泣けるという物が多いですね。

絵や動きも素晴らしいと絶賛している方もいます。

素直に見れた人は好きなお話と感じれたと思います。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『映画「若おかみは小学生」は傑作なのはわかるけど価値観は嫌?!何で批判されるの?』についてでした。

少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。

 

映画「若おかみは小学生」は主人公の少女「おっこ」に降りかかる運命が辛すぎます。

そんな少女に大人でも難しい悟りのような境地

 

「全てを受け入れる」

「そして前へ・・・」

 

という表現が、見る人によって希望に感じたり、受け入れ難かったりという相反する感情を呼び起こしています。

 

見たことがあるあなたはどう感じましたか?

見ていないあなたは、ぜひ視聴してほしいと思います。

 

こちらの関連記事もいかがですか?

若おかみは小学生の「鈴鬼くん」とは何者なの?かわいいけど謎の多いキャラクター?

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

ホームへ戻る(映画の新着情報もこちらから)