映画「百花」は泣ける?重たいので苦しいけど結末は涙が溢れるってどんな物語なの?

映画

映画「百花」

2022年9月9日(金)に、映画「百花」が公開されました。

 

菅田将暉さんの主演作ということで

気になっている人も多いですよね!

 

本作は、

映画プロデューサー・脚本家として知られる川村元気監督の作品です。

 

川村監督は、小説「億男」などのベストセラー作家でもあり、

本作もご自身の小説が原作となっているんです。

 

ただし、本作「百花」は川村監督にとって初めての長編映画監督作

 

「菅田将暉さんが主演なので見たい!」という人も、

「でも情報がほとんどない・・・一体どういう映画なんだろう?」

 

といまいち前のめりになれていないのでは?

 

ですので今回は、

映画「百花」が、どんな内容なのか?

泣ける映画なの?

 

という点を解説していきます!

 

この記事を読むと、

映画「百花」がどういう物語なのか?

自分でも感動できるのか?

 

ということが分かりますよ♪

 

それでは、

・映画「百花」は泣ける物語?内容が重たいし不思議な映画で泣けるだけじゃないってどういう事なの?

・「百花」は原田美枝子の演技が凄いし美しい?菅田将暉が主役じゃないの?

・映画「百花」はラストが泣ける?意味がわかるシーンで涙が溢れる?

・「百花」を感動して楽しめるのはどんな人?物語の魅力は何なの?

について触れていきたいと思います。

 

 

映画「百花」は泣ける物語?内容が重たいし不思議な映画で泣けるだけじゃないってどういう事なの?

 

「百花」は泣ける物語なのか?

 

結論から言います、

 

映画「百花」は、心が揺さぶられて

ラストの描写に泣いてしまいますよ。

 

この作品、実は川村監督のお祖母さん

「認知症を患っていた」という実際の体験をもとにしているんですね。

 

原作の小説は、その他の認知症患者やその周囲の人

時間をかけて取材して書かれたそうです。

 

それだけに小説を自ら映像化したというこの物語からは、

監督自身の深い想いが込められていることが伝わってきます。

 

しかし、この映画はただ泣けるだけではありません!

 

認知症をテーマにしているので、

内容は深く考えさせられるものがあります。

 

そして「百花」は、それを見ている人に伝えるための「こだわり」があるんです。

 

それは撮影の仕方です。

 

この映画は、ほぼ全編「ワンシーン=ワンカット」で撮られているんですよ。

 

カットを割らないというのは

演技する人にとっても、ごまかしが効きません。

 

なので、とても難しいとされています。

 

それだけの緊張感の中で撮影されたという事。

 

フィクションだけど「嘘」じゃないという

不思議な説得力がもたらされているんですね。

 

 

「百花」は原田美枝子の演技が凄いし美しい?菅田将暉が主役じゃないの?

 

「百花」の大きな見どころの1つは、

何といっても母親役の原田美枝子さんの演技です!

 

認知症の役を演じるということは、

素人目にも簡単なことではないと感じますからね・・・

 

本当にハードルが高い演技だったと思うんですが、

原田さんの演技は、もはや演技というより「役そのもの」なんですよ。

 

それもそのはずで、

実は原田さんも実のお母さんが認知症を患っていたんです。

 

「女優 原田サチ子」という短編ドキュメンタリーをご自身で監督されています。

 

実際に当事者である原田さんが演じることの重みを感じることできますよね。

 

そして、その演技には「うまい」ということもそうなんですが、

「美しさ」もあるんですよ。

 

病気の暗い側面を演じながら、

一方で「人として大切なことを表現している」とでも言うんでしょうか・・・

 

そして息子役を演じた菅田将暉さんも、

もちろん素晴らしいです。

 

「もうこの2人でなければ成立しないのでは?」

 

という強い信頼関係を

スクリーンからひしひしと感じることができますよ!

 

 

映画「百花」はラストが泣ける?意味がわかるシーンで涙が溢れる?

 

映画「百花」は、

ラストでそれまでの色々なモヤモヤ

 

これがつながったとき・・・

「涙腺が崩壊します!」

 

本作は、認知症を患う母親という内容が示す通り、

「記憶」が1つのテーマになっています。

 

この「記憶」なんですが、

考えてみると、すごく曖昧なものじゃないですか?

 

そして自分の都合のいいように思い込んでいたり、

変えられるんですよね。

 

僕もよく悪い思い出を、

人のせいにして自己嫌悪になります。

 

認知症は最近の記憶が抜け落ちてしまう事があります。

 

でもなぜか、古い記憶は残っているのが特徴とされているんですよ。

 

例え認知症のような深刻な病気になったとしても

「かけがえのない大切な人とつながっている」

 

これを確認できるのは「記憶」なんだな、

そう思ってまた泣けてきました・・・。

 

 

「百花」を感動して楽しめるのはどんな人?物語の魅力は何なの?

 

映画「百花」を見て心を動かされるのは、

やはり自分に近しい存在の人が認知症だったり、

何かしらの形で関わっている人が感じやすいと思います。

 

実は、僕も祖母が認知症でした。

 

その時は認知症という言葉ではなく

痴呆という認識だったかと思います。

 

当時僕はまだ子供だったので、

「自分のことを時々、忘れてしまっている」

という事に不思議な気持ちになったことを覚えています。

 

母が一生懸命、関わっていた姿を思い出しますね。

 

そして、この映画を見ると、

それ以前の祖母との思い出がよみがえってくるんですよ。

 

学校から帰るとばあちゃんが「お帰り」と迎えてくれました。

 

おやつに小麦粉を水で溶かし、

それを焼いた団子みたいなものを食べさせてくれましたね。

 

あの味は、いまだに忘れられないなぁ・・・

 

年甲斐もなく、

また号泣してしまいますわ・・・(3回目)

 

もう涙もろくて仕方がない。

何回泣くんだよ、という(笑)

 

こういった映画は、どうしても認知症になった人を、

「周りの人がどう見るかということに描き方が偏りがちだな・・・」

と感じることがあります。

 

しかしこの「百花」では、

認知症になった本人の苦しさ、家族に対する想い。

 

これが当事者の視点でしっかりと描かれています。

 

周りの人には不思議に思えても、

本人にはそれが「実際にあったこと」なんですよ。

 

この映画の魅力の1つはそこにあると思いますね。

 

百花は泣けるという評価感想!でもそれだけじゃない深い物語

百花を見た人の泣けるという声はかなりありますね。

特にラストは号泣してしまうようですよ。

 

ただ、「泣ける美しい物語」

というだけではない。

 

とっても考えさせられる、

深い意味合いの物語という事です。

 

終始苦しいという方もいたので、

なかなかにしんどい物語なのかも。

 

僕も昨日見るつもりだったんですが、

あまりにも疲れていて楽しめないと思い断念したんですよ。

 

いや、やっぱり行けばよかったかなぁ。

楽しみにちょっと心を強くもって鑑賞したいですね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

『映画「百花」は泣ける?重たいので苦しいけど結末は涙が溢れるってどんな物語なの?』についてでした。

少しでも参考にしていただけたなら嬉しく思います。

 

映画「百花」は、大人気俳優の菅田将暉さんが主演です。

他にも原田美枝子さんや長澤まさみさんなど豪華キャストですが、

「内容がいまいちピンとこない。重たそう・・・」

という点で見るのを迷っている人もいますよね?

 

本作は、よくある「泣かせよう」という

お涙頂戴な演出や、わざとらしさは全くありません。

 

身近な人が認知症になるということに直面した時、

自分はどうするのかな?

 

どういうことを思うのかな?

ということを実際に思って考えさせられます。

 

そして実際に映画を作っている人が、

その当事者であるということで作品により深みが出ています。

 

是非この想いを、劇場で皆さんに味わって頂きたいと思いました。

 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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